大和ハウスパーキング株式会社様は、大和ハウスグループ入りした2社が統合し、平成27年3月に設立されました。パーキング事業とモビリティ事業を中核にしたビジネスを行なっております。現在、東京・大阪・福岡など全国に12営業所を構えております。今回は、大和ハウスパーキングの代表取締役社長 田村哲哉様にお伺いしました。大和ハウスパーキング株式会社様は、駐車場業界のNo.1を目指して「D-Parking」ブランドを展開しております。

Q:御社の組織マネジメントについてお聞かせください

A:私は社員に対して、常に『良い会社にしよう』と伝えております。そしてそれは誰かがするのではなく、社員一人一人がすることだと言っております。そのために全社員から「良い会社」にするための提案をもらっています。

また、働く環境が良くなれば良い会社になるのか、というと決してそうではないと考えていて、働く環境が良いだけではなく、同時に業績も向上することが重要だと考えております。

ビジネスとしての業績向上は社員の生活の向上と表裏一体で、社員のモチベーションが上がるには、その両方があってこそ成り立つものだと考えています。

Q:『ラフールサーベイ』を導入しようと思ったきっかけを教えて下さい

A:大和ハウスグループでは1年に1度、社員に対して意識調査を実施しております。この調査の問題点は、1年に1度の調査のためどうしても対応が遅くなってしまうことです。課題に対してタイムリーに手を打てればと思っていたところに、丁度ご提案をいただいたのがきっかけです。

『ラフールサーベイ』を利用すると、働く喜びや自分の成長を感じているかどうかということを都度確認することができ、もし問題があれば迅速に手を打つという好循環が生まれる点で導入を決めました。

Q:実際に『ラフールサーベイ』を利用されてみてどう感じましたか?

A:今までやってきていたことが間違ってなかった、と確信できたことが嬉しかったです。

前回のサーベイ結果では「経営層からの情報は信頼できる」と考える割合が多い結果となりました。全社員とコミュニケーションできるのが年に3回ほどしかない中で、私が伝えていることや、会社が今変わりつつあることを非常に理解してくれているとわかり、

今やっていることを後押ししてくれるような情報だったなという風に感じています。

また、大和ハウスグループ社員の先程申し上げた1年に1度の意識調査では、グループ会社ごとにランキングが出ます。当社は2017年度は34社中28位、2018年度は19位という結果でした。『ラフールサーベイ』を活用すると、他のグループ会社に先んじて社員の状態が可視化されます。本年度は『ラフールサーベイ』で出た課題に対し早く手を打つことで、グループ意識超ランキングでベスト10に入ることを目標に立てて取り組んでおります。

Q:『ラフールサーベイ』の結果をどのように活用していますか?

A:一方で前回のサーベイ結果では、会社は良くなっていると感じているし、経営層からの情報は信頼できるが、自己成長をあまり感じられていない、というような結果が出ました。。それを踏まえて、早々にスキルアップや同世代同士で刺激し合えるような研修制度を導入し、改善に向けて対策を打っております。自分のレベルを確認してもらうには、自分と同世代の人とを比較したときに勝っているか負けているかを感じてもらうことです。これからは、事業に直結したテーマをもとに、同じ目線の人とレベル感を共有できるような研修制度を定期的に実施していきます。

また、当社は歴史が浅く、今の人事制度でははキャリアアップのストーリーが見えづらいと思っています。ボードメンバーまでの一つのステップとして、中間層に執行役員という象徴的な役職を設けることによって、社員の次のステップをしっかりと見えるようにしていきたいです。

私は様々なステークホルダーの中で、従業員の優先順位が一番高いと思っています。社員が幸せではない会社にはお客様に良い商品・サービスを提供できないと思います。従業員の環境や意識をより良いものに変えていくツールとして、『ラフールサーベイ』は非常に有効ですし、『いつも社員のことを気にしているよ』というメッセージにもなると感じていますので、今後も継続して活用していきたいです。